カウンセリング

カウンセラーの姿勢

私たちはカウンセリングを受け続けます

「カウンセラーには自分の悩みや問題なんてないのだろう」「カウンセラーなのだから自分の問題は自分で解決できるのだろう」という世間一般にありがちな考えとは反して、一定の水準以上のカウンセラーは自分自身のためにカウンセリングを受けているのが一般的です。

@はあと・くりにっくのカウンセラーも折に触れてカウンセリングを受けています。

このようなことを知ると少々不安になってしまわれるかもしれません。

なぜカウンセラーがカウンセリングを受けるのか

では、なぜカウンセラーがカウンセリングを受けるのでしょうか。

人間である限り必ず悩みや問題があるはずです。 「自分には悩みはない」という人もいますが、それは臨床心理学的に見れば、抑圧*1や否認*2と呼ばれる問題に直面しない心的メカニズムが働いているため、本人には意識されないだけです。

カウンセリングにおいでになるのは、抑圧や否認をし続けることが困難になってきたときや、実際に破綻してしまったのに解決策が見つからず途方にくれてしまったり、パニックになったり落ち込んでしまったときです。

通常の人はそういった経験をそんなに多くするわけではありません。 しかしカウンセラーはクライアント様の危機的な現場に付き合う専門家であるため、そういった状況やそこから立ち直ることに関する本質を会得している必要があります。

それには自分自身の問題に直面し、解決した体験を必要とします。

そしてそれは、自分の枠から出る体験なので、自分だけではなかなかできないことなのです。

それこそがカウンセリングの意味であり、効果です。

そのことの意味や効果をわかっていて、信じているからこそ、自分の問題を解決するためにカウンセリングを受けるのです。

カウンセラーがカウンセリングを受ける効果

欧米では教育分析といって、自分のカウンセリングが臨床家としての資格取得に必要であったり、当然視されています。 それに対して日本にはそういった仕組みがまだありません。

いったん問題解決の「本質」を会得したとしても、問題にぶつかり続けるのは人間にとってきついことです。 カウンセラーも人間であるので、知らず知らずのうちに楽な方に流れていきかねません。 もし、外科医や職人さんなら、扱っている対象が物であるため、楽な方に流れたのは第三者が見てもわかります。 また、それを指摘されたら自分でも認めざるを得ません。

しかしカウンセラーの場合、扱っているものがクライアント様の「心の使い方」であり、それを面接室という密室で行うわけですから、一人よがりになってしまったり、自分が一人よがりになっているのに「クライアント様の心の使い方がおかしいのだ」と自分を正当化することも残念ながら起こり得ます。 だからこそ折に触れ、他のカウンセラーからカウンセリングを受けることが必要だと考えています。

*1 防衛機制(自分の心が傷つかないように守るための仕組み)の一つで、現実の不快な事柄を意図せずまったく認識しないこと
*2 同じく防衛機制の一つで、自分を傷つけそうな刺激に対して、うすうすわかりつつも意識から追放したり、気づかないままにしておくこと
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