個人カウンセリングの流れ
カウンセリングはクライアント様ごとに異なるオーダーメイドなので、流れも異なってきますが、おおよその目安は以下のものになります。
初回面接
初回面接では、
- お悩みのことの概要
- クライアント様の置かれている状況
- どういうかたちで解決したいのか
などをお伺いしたりしながら一緒に探していきます(場合によっては2回目までかかることもあります)。
その上で、カウンセラーの見立てをお伝えするとともに、単純なことであれば解決策のアドバイスをします。 時間がかかるようなことや、実際の「変化」をカウンセリングに求められる場合は今後の方針などについて話し合います。
2、3回目以降
2、3回目ぐらいからは初回の方針に沿って問題を解決するための話し合いに入っていきます。
心が関係している問題では、薬物療法やその他の医学的アプローチと違って、クライアント様自身でしか問題を解決することができませんので、
- 問題を整理する
- 本当の自分のニーズに気づく
- 解決を妨げているパターンに気づく
- 別の視点から見る
- 心理的な傷を癒す
というようなことが起こりやすいやり方でお話を伺います(カウンセラーが使う基本的な技はお話を聴く技術です)。 話が深まるに従ってより深い見立てをお伝えします。 それをベースにまたクライアント様が考えるというプロセスを通して、問題の解決の糸口が見えてくるというのが多くみられる進み方です。
このようなやり方をするのは、
- 本当の問題がわかり
- (場合によって)その問題に関わる心理的な傷を癒す
ということができれば、問題はご自分で解決できるはずだからです。
信頼関係が十分できた場合、再決断療法等の治療理論に基づいた心理的な傷を癒す技法を行うこともあります。
5回目以降
5回ぐらいをめどに、当初合意した目標を達成したのか、どの程度近づいたのかを確認し、目標を修正したり次の目標を設定するなどして、解決へのプロセスを前進させていきます。
クライアント様が問題が解決した、ないしは、これ以上のカウンセリングは必要ないと感じられた時点でカウンセリングは終結します。
これは固定的なものでなく、クライアント様のご希望やカウンセラーが必要と考えた場合は随時枠組みを再構成します。